OS X サーバでのコンパイル
Mac OS Xには僅かに異なる二つのバージョン、つまり、クライアントと
サーバがあります。以下の説明は、OS Xサーバに関するものです。
例 3-2Mac OS X サーバへのインストール 1. ApacheとPHPの最新版を入手
2. これらのtarを展開し、Apacheのconfigureプログラムを以下のように実行
./configure --exec-prefix=/usr \
--localstatedir=/var \
--mandir=/usr/share/man \
--libexecdir=/System/Library/Apache/Modules \
--iconsdir=/System/Library/Apache/Icons \
--includedir=/System/Library/Frameworks/Apache.framework/Versions/1.3/Headers \
--enable-shared=max \
--enable-module=most \
--target=apache
4. コンパイラに最適化を行わせたい場合には、次の行を追加できます。
setenv OPTIM=-O2
5. 次に、PHP4ソースディレクトリに行き、configure を行います。
./configure --prefix=/usr \
--sysconfdir=/etc \
--localstatedir=/var \
--mandir=/usr/share/man \
--with-apache=/src/apache_1.3.12
他に追加するもの(MySQL、GD等)がある場合、必ずここでこれらを追加す
るようにして下さい。--with-apache文字列に関しては、Apacheソースの
ディレクトリを"/src/apache_1.3.12"のように指定して下さい。
6. make
7. make install
これにより、Apacheソースディレクトリにsrc/modules/php4の下の
ディレクトリが追加されます
8. ここで、Apacheを再設定し、 PHP4を再構築します
./configure --exec-prefix=/usr \
--localstatedir=/var \
--mandir=/usr/share/man \
--libexecdir=/System/Library/Apache/Modules \
--iconsdir=/System/Library/Apache/Icons \
--includedir=/System/Library/Frameworks/Apache.framework/Versions/1.3/Headers \
--enable-shared=max \
--enable-module=most \
--target=apache \
--activate-module=src/modules/php4/libphp4.a
libmodphp4.a が期限切れというメッセージが出力されるかもしれません。
この場合、Apacheソースディレクトリの
src/modules/php4ディレクトリに行き、以下のコマンドを実行します。
ranlib libmodphp4.a
次にApacheソースディレクトリのルートに戻り、上記のconfigureコマ
ンドを再び実行します。これによりリンクテーブルが最新になります。
9. make
10. make install
11. php.ini-dist ファイルをPHP4ソースディレクトリから "bin" ディレクト
リにコピーし、リネームします。
cp php.ini-dist /usr/local/bin/php.ini
または (localディレクトリがない場合)
cp php.ini-dist /usr/bin/php.ini |
|
Mac OS X クライアント
および
Mac OS X サーバ
に関する他の例は、Stepwiseで
取得可能です。
MacOS X用クライアントのコンパイル
以下のヒントは、Marc Liyanage
氏に提供して頂いたものです。
Apache Webサーバ用PHPモジュールがMac OS Xに含まれています。
このバージョンには、 データベースMySQLとPostgreSQLのサポートが含ま
れています。
注意:以下の手順を行う際は、Apache Webサーバをダウンさせる可能性
があるので注意して下さい!
以下のインストール手順を実行します。
1. ターミナルウインドウをオープン
2. "wget
http://www.diax.ch/users/liyanage/software/macosx/libphp4.so.gz"
を入力し、ダウンロード完了を待つ。
3. "gunzip libphp4.so.gz" を入力
4. "sudo apxs -i -a -n php4 libphp4.so" を入力
次に "
sudo open -a TextEdit
/etc/httpd/httpd.conf"を入力すると、TextEditがWebサーバ
の設定ファイルをオープンします。ファイルの末尾の方にある以下の2
行を探して下さい。(検索コマンドを使用して下さい)
#AddType application/x-httpd-php .php
#AddType application/x-httpd-php-source .phps |
ハッシュ記号(
#)を削除し、ファイルを保存、
TextEditを終了して下さい。
最後に、Webサーバを再起動するために"sudo apachectl
graceful"と入力して下さい。
この時点でPHPが動作しているはずです。"test.php"という名前のファイ
ルを"Sites"フォルダに作成して下さい。このファイルには、次の行を
書いて下さい。: "<?php phpinfo() ?>"
次に127.0.0.1/~your_username/test.phpをWebブラ
ウザからオープンして下さい。PHPモジュールに関する情報を含むステー
タステーブルが表示されるはずです。